研究統括本部 FIELD推進本部とは

2035年には、9.6兆円の市場規模が見込まれるロボット業界。そして、産業用ロボットで世界ナンバーワンのファナックが描く未来は、製造業のIoT化です。

ファナックが目指すのは…
1、工作機械・ロボット・産業機械等が自ら学習し自立的に動く
2、人が気付けない変化に気付く
3、機械同士が協調する
4、熟練者のスキルを学ぶ
といった“賢い”工場の実現。

そして、社会の変化やニーズをいち早く捉え、ITの最先端技術を取り入れるために新たな事業部を立ち上げました。それが今回採用する、研究統括本部直下の『FIELD推進本部』です。

ファナックはこれまで工場の自動化を推進し、累計40万台以上のロボットを世に送り出してきました。製造業の専門メーカーとして培ってきたノウハウや技術力には絶対の自信を持っていますが、IoT化の実現に向け「ITの技術・知識」が絶対的に不足しています。

次段で詳しく説明しますが、私たちが現在取り組んでいるのが、『製造業とITの融合』。FIELD Systemと呼ばれるオープンプラットフォームの開発です。

ファナックのIoTは、「エッジヘビー(Edge Heavy)」。

製造業のIoT化に向け、2016年、ファナックは、シスコシステムズ、Preferred Networks、ロックウェルオートメーションの3社と組み、製造現場で稼働する機械を自動制御するためのプラットフォーム「FIELD System」の共同開発を発表しました。

■FIELD(FANUC Intelligent Edge Link and Drive) Systemとは
「止まらないスマート工場」の実現へ向け、工場に設置したサーバでロボットの稼働状況などを解析し、ロボットの予防保全を行ない、不意の製造ライン停止を回避したりすることで、工場のダウンタイムを最小限に抑えるシステムです。

■ファナックが目指すIoT
通常、IoT化というと、クラウド上にデータを集約し、解析や分析を行いますが、ファナックが目指すIoTは「エッジヘビー(Edge Heavy)」と呼ばれるもの。エッジヘビーは「機械学習がもたらす破壊的変革」ともいわれ、エッジは、データが収集される地点。まさに製造現場を指しています。より現場に近い部分でデータを処理することで、リアルタイム性の高い処理が可能となることに加え、データ通信コストの削減や、データ流出リスクの低減もできるようになります。私たちは、これを「止まらないスマート工場」の実現に不可欠と考えています。

■FIELD SystemとAI
さらに、FIELD Systemは、製造現場にAI(人工知能)を提供します。CNC(コンピュータ数値制御装置)、ロボット、工作機械、各社のセンサなどからデータを受け取り、データをクラウドの手前にあるフォグ(クラウドとエッジの中間層をフォグと呼びます)以下のレイヤーで分析。AIに加え、エッジコンピューティングやコネクテッド技術により製造現場の最適化を実現することが可能になります。

■FIELD Systemの実現に向けて
このFIELD Systemの実現に向けて、パートナー企業は、200社以上。トータルインテグレーションパートナーとして、日立製作所や富士通といった大手ITベンダーにもご協力いただいています。また、NTTグループとも協業しており、NTT研究所が開発を進めてきたコネクテッド技術を取り入れることで、さらなる進化を加速させています。

「日本発のIoTソリューションとして、『FIELD System』を世界に発信したい」。その想いを胸に、ファナックは今、製造業のIoT化を推進しています。

求めているのは、あらゆるIT経験・知識。

FIELD Systemの開発には、ITの力が必要不可欠です。WebやLinuxでのアプリ開発、ネットワークやデータベース、ITインフラの設計・構築、セキュリティに及ぶまで、私たちが必要としているITの知見は広範囲にわたります。

前述の通り、私たちには、ITの知見が不足しているため、プログラミングによるシステム開発やサーバサイドの経験、インフラ設計経験など、IT業界でのご経験をお持ちの方を幅広く歓迎いたします。
製造業の経験は問いません。専門知識や業界知識は、入社後に覚えていってもらえれば大丈夫です。

『FIELD推進本部』は新規事業部ですので、新商品開発や既存商品のカスタマイズ・バージョンアップなど、様々なスキルを活かしていただけるチャンスがあります。専門ごとにチーム制で進めていきますので、まずは、これまで培われてきたスキルに合わせたポジションをお任せします。