世界レベルの先端技術開発ができる環境に身を置きたかった。

以前は韓国最大手の電子部品・電子製品メーカーで半導体製造装置の開発を担っていました。約10年にわたり先端技術開発に携わっていましたが、事業売却の経営判断が下されたこともあり、今後も堅調な事業成長が見込め、これまでの経験・知見が活かせるグローバル企業への転職を検討することにしました。

日立ハイテクを選んだ理由は、「世界レベルの技術を保有」するだけでなく「既に半導体領域で高いシェアを獲得できている」ため。それに、実は前職でハイテクの装置を使用しており、信頼性の高さや量産性・安定性においても注目していたからです。世界最先端で勝負する様々な顧客ニーズをくみ取り、製品開発に反映できているハイテクであれば、より面白い開発に関わるチャンスがあるのではないかと考え、入社を決めました。

納期より信頼性。顧客から選ばれ続ける開発スタンス。

入社前から持っていたハイテクのイメージは、様々な実験を繰り返し、コツコツ技術開発を重ねる技術者集団ということ。入社してみて、そのこだわりを目の当たりにしています。納期通りに納品できるのが理想ではありますが、ハイテクでは「たとえ納期通りでも、すぐに壊れてしまっては意味がない。」と考えており、例えばパターン間の距離を計測する装置であれば、10台あったら10台が同じ距離を常に示すまで検証を重ね開発していきます。誤解を恐れずいうと、納期より信頼性。ここに世界レベルで技術提供するエンジニアのこだわりを見ました。

現在は、北米・アジアを中心としたグローバルのお客様向けに半導体検査装置のアプリケーション支援・調整をメインミッションとするチームで、日々新しいソリューションを生み出すためのニーズ探索を進めています。私自身は先輩社員に同行し、トレーニングを積んでいる最中ですが、業務を通じて顧客の期待の高さを肌で感じています。日進月歩の半導体業界では、当社装置へのニーズも様々で多様化が進んでいます。一世代、二世代先のソリューション提案を求める海外顧客の最先端技術情報に触れニーズをキャッチアップすることはもちろん、標準機能として装着するべきかニーズを精査し、取捨選択して開発にフィードバックすることも私たちの重要なミッション。この選択の妙に面白さと醍醐味があると考えています。

先端領域だから、様々なバックグラウンドが活きる。

近年顧客ニーズは、装置単体の性能向上だけでなく、微細化や高集積化の限界を打破するためのソリューション開発へと移行しています。当社においても例外ではなく、IoTやAIなどの技術融合も含めた技術開発に着手しています。まだ世の中にないモノを創造することを期待されていますから、越えるハードルは高いのですが、社内だけでなく、日立製作所の研究所や外部研究機関など、様々な先端技術知見を吸収できるこの環境はグローバルカンパニーならではですね。

私自身は大学院でLEDの薄膜を研究していました。まだ入社して日が浅いですが、物質特性を理解した上で、世界レベルの当社計測・評価技術を使用することはできていると思っています。とは言え、まだまだ自身の目指しているハイテク装置への理解度には及びませんので、今後も学びを深め、顧客が要求するものをゼロから開発してみたいです。当社には私のような応用化学以外にも、物理や電気、機械等、様々なバックグラウンドをベースに活躍する人財が多数在籍しています。同一現象でも人によって見解が違うこともあり、そのような視点を吸収できるのがとても面白いです。このような人財の層が厚いこともハイテクの強みだと思います。

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