技術者としてのスキルアップを目指して。

前職は電気機器メーカーで、10年ほど露光装置のソフトウェア開発を手がけていました。仕事自体にやりがいは感じていましたが、世の中的に新たな技術がどんどん登場する中で、技術者としてさらにスキルアップしたいと考えたのが、転職活動を始めたきっかけです。

今までの自分にない新たな分野の知識・技術を習得したいと、転職活動をする中で出会ったのがファナック。実は転職活動を始めるまでは、ファナックのことはよく知りませんでしたが、調べれば調べるほど興味を持つようになりました。中でも、FA業界をリーティングカンパニーとして牽引してきた実績を持ちながら、IoTやAIといった新たな技術との連携に本気で挑戦していることに、技術者としてのスキルアップの可能性を感じたのが、興味を持った一番の理由です。

ただ、それまで勤務地の忍野村には縁もゆかりもなく、特に妻は、最初知らない地域へ引っ越すことに不安を感じていたようです。ですが、面接時に一緒に忍野村に来てもらったところ、「交通の便も生活環境も良いし、静かで暮らしやすそうだね」と忍野村を気に入ってもらったこともあり、ファナックへの入社を決意しました。

ファナックだからできる、スペシャリストとの協働。

ファナックへの入社後は、CNC(コンピューター数値制御装置)に搭載する「AI熱変位補正アプリ」を開発しています。これは、工作機械での加工時に発生してしまう摩擦熱による歪みやズレを、AIの機械学習を活用し、熱変位を予測して補正するというものです。

AIという専門的な技術を活用したアプリということもあり、社内の基礎研究所や、株式会社Preferred NetworksといったAIのスペシャリストの方々のサポートを受けながら、実際の開発は私たちの部署で行っています。実は、学生時代もAIの研究に携わってはいたのですが、実際に活用した開発を行うのは今回が初めて。正直、最初はわからないことだらけでしたが、業界でも有数の知識・技術を持つスペシャリストの方々と協働することで、自分も否応無しにスキルアップしていると実感しています。

現時点では、完成までまだ時間がかかりそうなのですが、完成すれば加工精度も大きく上がり、工作機械全体の性能向上につながるアプリなので、大きな責任とやりがいがありますね。

知らないことだらけという環境にワクワクする。

私の場合、異業界からの転職ですが、ドキュメント作成や動作検証などソフトウェア開発のフローはどの業界でも大きくは変わらないので、その点は前職の経験が活かせています。
ただ、業界ならではだったり、各機器に関する専門知識はどうしても新たに学び直す必要があるので、そこは日々勉強中です。異業界からの転職だからこそ知らないことだらけというこの環境は、技術者としてはむしろワクワクしますね。知らない知識や技術を調べて、試して、身に付けていくプロセスが好きなんだと思います。

まだ先の話ですが、将来的な目標としては、ソフトウェアだけでなくプラスαとなる専門分野を身に付けたいと思っています。AIやIoTをはじめ、ファナックでは最新の技術に携わるチャンスもあるので、そのチャンスを大事に技術者としてさらなるスキルアップを目指していきます。