業界に先駆けた挑戦で、
溶接ロボットは国内トップシェアです。


神戸製鋼所の溶接事業部門が目指しているのは、「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」です。約800種類を世界90ヶ国に出荷している溶接材料に加え、溶接ロボット、オフラインソフト、溶接電源、溶接プロセスまで、溶接に関わるあらゆる技術を有する強みは、国内はもとより世界でも類を見ません。

その中で、私たち溶接システム部は溶接ロボットの開発を手がけています。造船、鉄骨、建設機械、橋梁、鉄道車両などに使用される中厚板分野に特化していることが大きな特徴で、すでに国内ではトップの納入実績を誇ります。中厚板分野の溶接は自動車などと比較して構造物が大きく、熟練溶接士による高い技量が求められるため、人手不足や重労働に陥りがち。それを24時間稼働可能なロボットの力により解決していくことで、さまざまなものづくりの現場を支えているのです。

さらに、溶接ロボットにCAD連係を組み合わせることで、 より一層の自動化を推進したり、 小型可搬型溶接ロボットも新たにラインナップに加え、 工場建屋内だけではない、建設現場での自動化推進にも取り組んだりと、 業界に先駆けた挑戦を続けています。

技術開発本部とも連携し、最先端技術を積極的に導入しています。


開発体制としては、大きく溶接ロボット本体の開発と、その周辺装置の開発に分かれています。いずれも駆動系や大型機械の設計経験を活かせるという点では同じですが、開発スタイルなどは異なります。

前者の溶接ロボット本体は業界を問わず共通で使用される標準品で、市場ニーズや今後のテーマを踏まえ、さまざまな要素技術を用い、1年以上かけて開発します。精密かつ精度の高さを追求するものづくりで、自分が開発した製品が神戸製鋼所の製品ラインナップとなり、世界中にアピールできることが醍醐味です。

一方で、後者の周辺装置は構造物のポジション取りなどをコントロールするカスタム品です。建設機械といった業界ごとに開発チームが分かれ、溶接対象物ごとに必要な動きや、全体の生産工程も踏まえ、数ヶ月~半年で開発します。 溶接ロボット本体の開発に比べてスピード感が求められますが、そのぶん数多くの経験を積むことができるのです。

希望や適性に応じて、ジョブローテーションで上記の両方を経験することも可能ですし、両方を経験することでより高度なものづくりに挑戦できるようになります。

また、溶接ロボットには高度な機械・制御・ソフト技術が求められる中で、神戸製鋼の研究の中核を担う神戸総合技術研究所と連携しながら、 IoT・ICT・AIなどの先端技術も取り入れた開発にも今後ますます力を入れていくつもりです。

そのような中で、技術者としてさまざまなチャンスをつかむことができます。一緒に、日本や世界のものづくりに、溶接ロボットを通じて貢献していきませんか。

中途入社でも、これまでの経験を
正当に評価してもらえます。


私は新卒で入社したガラスメーカーで生産設備の開発に約8年携わり、機械設計に必要な総合的なスキルを習得しました。

そして、次はお客様に近いところで自分の技術を活かしたいと思い、テーマパークの設備関連会社に転職。人型ロボットなどのメンテナンスを担当したことから、ロボット開発に興味を持つようになり見つけたのが、神戸製鋼所の溶接ロボット開発でした。

入社以来、一貫して建設機械向け溶接ロボットに関わっていますが、仕事内容の変化とともに、技術者としてさまざまな挑戦ができています。

まず、最初の3年は溶接ロボットの周辺装置の開発を担当。20件に及ぶ機械設計を手がけましたが、中でも思い出に残っているのが、入社半年後に任されたプロジェクトです。設計ボリュームが通常の5倍近くあったことに加え、お客様の生産ラインにまで踏み込む必要があり、さまざまな技術を組み合わせなければ仕様実現が不可能でした。

社歴に関係なく、上司が自分の経験や技術力を評価してくれ、そのような新しい周辺装置の開発を任せてくれたことに驚きましたが、結果的に特許取得にも繋げることができ、大きな達成感を味わうことができたのです。大きな自信になったのは言うまでもありません。

画期的な新ロボットの開発にも入社3年目で挑戦できました。


そして、入社3年目からは溶接ロボット本体の開発に移り、任されたのがケーブル内蔵型溶接ロボット『ARCMAN-GS』の開発でした。

ケーブル内蔵型溶接ロボットは自動車向けなどの薄板分野では当たり前ですが、短時間で大量の溶接材料を使用する中厚板分野ではケーブルが太く、それを精密なロボットに内蔵することは困難とされていました。

しかし、内蔵化によりケーブルの干渉を最小限にすることで、溶接ロボットの動作範囲が広がるため、海外のお客様を中心にニーズが高まっていたのです。

まだ誰もやったことがない開発だったため、従来の考え方にとらわれることのない新たな発想や閃きが大切でしたが、周りのメンバーとも協力しながら、世界ではじめて中厚板分野におけるケーブル内蔵型溶接ロボットを世に送り出すことができたのです。

そして、神戸製鋼所の主力製品の1つとしてラインナップされ、ここでも数多くの特許や意匠権も取得することができました。

現在はプロジェクトマネジャー(課長)として、 大型溶接ロボットシステムのエンジニアリング業務を担当しています。主に営業と共にお客様先にも訪問し、仕様決めなどを行うフロント側のポジションで、 神戸製鋼所でのこれまでの経験を活かせていることはもちろん、キャリアアップも実現できています。

今後も世界における神戸製鋼所の溶接ロボットの知名度やシェアを高めていくことに貢献していくつもりです。