面接で触れた、クボタらしさ。

小さい頃からずっとバイクが好きで、もう少し若い頃は、峠に走りにもよく行っていましたね。その流れもあり、大学の理工学部を出たあとはバイクのサスペンションで有名な部品メーカーへ入社しました。そこでの担当は、自動車部品のプロペラシャフトの設計。職場は栃木県で、ここには10年近く在籍し、プロジェクトリーダーなども経験しました。

私はもともと関西の出身です。幼少時は親戚の農家などを手伝ったり、栃木時代にもレンタル農園で農作物を育てていたりと、クボタの製品に触れる機会は昔から多くありました。そんな時に、クボタが大阪で「設計」を採用していることを知り、Uターンしたい気持ちと、製品の良さも知っていたし、これはチャンスと応募しました。面接で驚いたのは、仕事の話はもちろんなのですが、それ以上に私という人間の考え方や価値観を知ろうとしてくれたこと。例えば、畑がどうとかいま何を作っているかなど、技術的な分野以外の話で盛り上がり、非常に話がしやすい面接の場でした。いま考えると、そういうところにもクボタらしさが表れていたのかもしれません。

設計の基本は変わらない。

以前は第一次サプライヤーとして部品を供給する立場でしたが、いまは完成機メーカーとして、プロジェクト全体を見ています。私の担当するコンバインは「稲刈り~脱穀」までを行う農機。ひとりで見る図面の量は以前よりも増えましたが、それでも設計のポイントは変わらないと感じています。たとえば、設計のベースがあって、そこをどう改良するか。改良にあたって、どんな不具合が予想されるか。公差を指定する際も、付け加える機能は本当に必要なのか。組み立てやすい図面になっているかどうかなど、設計を手がけていた方なら、クボタで活躍いただける機会は大いにあります。もっというと、自分の仕事に責任がもてる方であれば、設計以外の方でも可能かもしれません。社内には異業界の力を活かそうとする機運に溢れていますから。

これはクボタで実現したい個人的な夢ですが、将来、クボタが地方の耕作放棄地みたいなところを開墾して、自社の農機と社員で農作物をつくれないかと考えています。若い技術者は農機に詳しくなりますし、米粒ひとつに寄せる農家の方の気持ちも理解できるかもしれません。そこが理解できれば刈り取り時のロスに対しても敏感になり、農機の開発にも役立つはず。いつかそうして作られた作物が、社員食堂にならぶ…考えただけで楽しくなります。その上で自分が納得できるレベルまで精度や品質にこだわることができるクボタの職場環境は魅力的だと改めて思います。
※このページで紹介しているインタビューの内容及び社員情報は取材時のものです。