京セラが医療・ヘルスケア分野に携わる理由

加速する高齢化、健康・医療ニーズの多様化などを受け、医療・ヘルスケア分野の市場拡大はとどまるところを知らないグローバルトレンドとなっています。私たち京セラは医療機器の開発における薬事審査のノウハウや自社保有の材料・部品・通信技術を駆使した開発体制によって、圧倒的なスピード感で世の中に新たな製品を送り出すことができるという無二の強みを持っています。目指すのは、『健康で安心して暮らせる健康長寿社会の実現』。刻々と変化するニーズを常にキャッチアップし、センシング技術をはじめとした京セラ独自のリソースを横断的に統合・活用することで、この市場にイノベーションを巻き起こしていきたいと考えているのです。

京セラが形作りたい世界とは

医療・ヘルスケア分野において、京セラが果たすべき役割。そこには「現在」と「未来」という2つの視点があります。「現在」においては疾病に苦しんでいる患者様、多くの人たちの治療や健康増進に日々奔走する医療従事者の皆様にとって有用な医療機器を生み出していくことに他なりません。そして「未来」においては、私たちの技術によって『病気を未然に防ぐ』『医療に対する障壁を取り除く』世界を作り上げることだと考えています。例えば、毎日の検温データを蓄積し、わずかな体温変化に対して体温計がアラートを出してくれる。注射器を用いる血液採取に代わって日常のログから必要な検査データを取得し、体への負担を無くす。また、病院にしか無い検査機をウェアラブル端末に置き換えることで自宅にいながら簡単に検査ができる。そうした世界を私たちの技術によって形作ることで、予防医療の進歩ならびに人々のQOL向上に貢献したいと思っています。

人工関節/患者様の様々な負担を取り除いた摩耗耐久性向上

日本とアメリカだけでも、1年間に150万例以上行われている人工関節手術。変形性関節症や関節リウマチ、骨折などで変形してしまった関節を人工関節に入れ換えることによって高い確率で痛みが無くなり、歩行能力を改善させることができると言われています。京セラは医療現場からの要請を受け、その耐久性向上に取り組み続けてきました。背景にあったのは、人工関節に生ずる摩耗が度重なる入れ換え手術の要因となって、体力が低下した高齢者への身体的・精神的負担、金銭的負担を増大させているという課題。約10年の歳月を要し、京セラ独自の技術を注ぎ込み完成した人工関節は大幅な摩擦低減に成功し、耐久性を大きく向上させることができました。独自性の高い技術によって、医療の現場で起きているあらゆる負を解消する。私たちは、京セラだからこそ実現できる開発をこれからも推し進めていきます。

研究開発しているテーマ例

・非接触のバイタルセンシング
・生体情報システム
・毛髪診断システム(理化学研究所様と協働開発した毛髪による健康診断)
・子供向け電動歯ブラシ(ソニー様、ライオン様との協働開発)
・MSS嗅覚IoTセンサー(物質・材料研究機構様との協働開発)
・血流量センサー搭載ヒアラブル機器
・体調管理デバイス(ダカールラリーでのドライバーの体調管理)

飽くなきチャレンジ精神で、イノベーションを起こす人材を迎えたい

『健康で安心して暮らせる健康長寿社会の実現』。私たちが掲げるミッションを具現化するためには、医療・ヘルスケア分野に向けた新規事業創出・新製品開発が不可欠だと考えています。既存のテーマに加え、自らテーマを設定し開発を牽引する役割もおおいに求められる環境です。全社からも大きな期待を寄せられる中、世の中に貢献したいという思いを原動力に新たなチャレンジを能動的に楽しめる方と出会いたいと思っています。