「最先端技術を見極める眼」
数百に及ぶ製造プロセス工程すべてを見渡し、
世界最先端の検査・計測技術を手掛けられる。



Profile
赤堀 浩史(Hiroshi Akahori)

四日市工場 副工場長
博士(工学)

1993年  入社
1993年~ 半導体ユニットプロセス技術担当
2002年~ 東北大学研究員
2004年  博士号取得
2004年~ プロセスインテグレーション技術部門
2012年~ 先端物理解析技術部門
2013年~ 検査・計測技術部門
2015年~ プロセスインテグレーション技術部門長
2018年~ 現職


※インタビュー内容は取材時のものです。(2018年7月取材)
例えれば、広大な関東平野の上空から
15mm角の小片を見る技術。


半導体の製造プロセスは、精緻なものづくりの筆頭に位置づけられます。最新の製品では、直径300mmのシリコンウェハ上に数百から千数百個のメモリチップを形成する超微細化が適用されており、しかもチップ1個に15nm角、インフルエンザウイルスより小さいトランジスタが100億個以上も集積されているのです。それを全部で数百のプロセスステップを踏んでつくり上げていきます。そこまで緻密かつ大規模なものづくりは他に類がないのではと自負しています。

そして、このナノオーダーの極限に迫るものづくりの鍵を握っているのが、私たちの「検査・計測技術」です。なぜなら、すべての工程の仕上がりを、その都度綿密に確認・管理してはじめて、品質・機能・サイズなどの基準を満たす良品を世界市場に出せるからです。当たり前のことですが、もし、プロセスフローのどこか一部分にでも、僅かでも、検査・計測の見落としがあれば、不良の発生につながって製品は完成しません。
それくらい、検査・計測は重要なウエイトを占めています。どれくらい小さなスケールであるかと例えるならば『直径300kmの関東平野に15mm角の情報を収める建物(トランジスタ)が碁盤の目のように並んでいるとして、ひとつひとつ家が、正しく15mm角で建てられているか、上空から見極めるのに匹敵する』、そのような世界です。

優れた生産品質を確保して歩留まりを上げ、
より速く多く市場に製品を届けるためには、
検査・計測技術が不可欠。
検査計測技術のこれからを担う技術者を募ります。


スマートフォンの普及やデータセンターの需要拡大などで、フラッシュメモリの需要は世界規模で伸び続けており、当社でも積極的に生産能力の拡大を進めています。生産業務は形のある製品を生みますが、検査・計測業務は形には残りません。しかし、優れた生産品質を確保して歩留まりを上げ、より速く多く市場に製品を届けるためには、検査・計測技術が不可欠。『縁の下の力持ち』としてモノづくりやその生産技術を支えていくことができます。
歩留まりの良し悪しが出荷量の多寡に直結し、そのまま会社の収益に影響します。形に残らなくとも、ひとつひとつの改善が億単位の利益創出につながることもあり、事業への貢献度は莫大なものになります。そのため、検査・計測技術分野をより厚くし、生産強化につなげるべく、今回のキャリア採用に至りました。
革新が続く最先端で、
まだ誰も見たことのない現象を見る。


キオクシアの検査・計測エンジニアの活躍フィールドは大きく3つに分かれます。
第一は研究開発フェーズでの未来を見据えた検査・計測技術。次世代・次々世代のメモリ開発と緊密に連携し、明日の製品が求める検査・計測の技法や装置を創出する仕事です。
第二は製品化フェーズでの検査・計測技術。研究開発の成果を新製品の立ち上げに適用し、効率的なものづくりをサポートして、スムーズに量産を立ち上げます。
第三は量産フェーズでの検査・計測技術。製造現場でのイールドマネジメントに関わり、プロセスエンジニアと協力して、量産の歩留まりを限りなく高めると共に、歩留まりを落とさない仕組みづくりを行います。

フェーズは異なりますが、革新が続くメモリのものづくりに的を絞り、検査・計測の先端技術を駆使して事業発展に貢献できる働きがいは共通しています。

例えば、今一番新しい3次元フラッシュのBiCS FLASH™は、ナノの極小空間の中に96層の超高層マンションを収めたような構造が特徴です。そこで研究開発フェーズなら、関東平野の中に直径100cm、深さ4~5mの穴が掘られているのを上空から覗き込むように、X線や電子線を活用して、まだ誰も見たことのない現象を見る。量産化のフェーズでは、ナノの高層マンションの部屋の中まで見通して問題を発見・解決する、多変量解析を適用する、機械学習による検査工程の自動化を推進する…といった取り組みで先駆けることができます。
知的好奇心旺盛で情熱にあふれる皆さんに、
幅広い活躍の場を用意。


半導体は「総合学問の産業」と言われており、幅広い専門の知識・経験を活かすことができます。具体的には、検査・計測技術は物理学・化学・光学、電気・電子工学、分析・解析・統計学・数学などの基礎技術・要素技術に近い分野に携わります。
加えて検査計測分野にマッチする方の志向としては、ものを見る眼を養いたい、未知の世界を見たい、知的好奇心が旺盛で何でも知りたい・調べたい、探究心をもって本質を突き止めたいという想いをお持ちの方であれば、大歓迎。出身業界や専攻は問わずに、あらゆる活躍のフィールドや技術者としての成長・技術研鑽の場をご用意しています。事実、当社の検査・計測部門には、さまざまな理工学専攻出身の技術者が集まっており、キャリア入社も3割ほどを占めています。

働く環境としては、ヨーロッパ、イスラエル、シリコンバレーなど、海外の装置メーカーやベンダーと協業するケースもあり、担当業務によっては海外出張をはじめグローバルな活躍の機会にも恵まれます。さらにCTO(技術統括最高責任者)が「技術で競合に先んじるのが当社のDNA。検査・計測の最新鋭装置も真っ先に導入する」と語っているとおり、常に最新の設備環境を整えて、検査・計測エンジニアが持てる力をフルに発揮できる土台が備わっています。
ぜひ私たちと「未知なる世界を究める」技術に挑戦してみませんか。

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