独創もできれば共創もできる。日立ハイテクノロジーズの強み。

私は光学技術を応用した次世代半導体検査装置の先行開発に従事しています。代表的な担当製品はウェーハ表面検査装置『LSシリーズ』。検出感度の向上を不断のテーマに、次機種・次々機種へと製品を進化させ続けています。世の中にまだない技術を結集しながら製品化に挑めるのが醍醐味です。
まず、当社はつくろうと思えば全てを自分たちで独創することができます。必要となる要素技術も開発できるし、あらゆるアセンブリーも自前でつくれます。それが可能なだけの広範な技術力や知見を蓄積していますし、日立製作所の研究所をはじめとするグループ各部門とも協働できます。しかし一方では各関係メーカーとの共創も尊んでおり、現在の私はこの共創に歓びを感じています。社内・社外の全陣営と一丸となり、様々な価値観を持つ技術者たちと旺盛な意見交換をしながら、共に新しい技術を創出して製品化につなげます。その経験が視野を広げ、視座を高めてくれます。

難題を乗り越え、自分で自分のつくった製品に息吹を与える。

私の元来の専門は機械系です。しかし電気電子系にも領域を広げながら、光源装置・検出器・光学素子などの全構成要素を見渡して、微小異物・欠陥を検知できる製品づくりに励んでいます。特に感慨深かった経験は、『LSシリーズ』のアップグレードで高速パワー変調システムを実現したことです。装置の出力感度を極限まで高めるために、レーザ出力を高速で変調するシステムの構築に挑みました。高速制御という難題。レーザの短波長化技術の奥深さ。波長変換に伴う耐久性課題。数えきれないハードルを乗り越えた末に、ひとつの究極形を実現できました。
また、このようにして自分が開発した製品の実力を、お客さま先でご一緒に評価できるのはやはりとても嬉しいことです。当社は特に、お客さまとのコラボレーションを大切にしています。例えば私の部署では、数ヶ月にわたって海外のお客さま先の地域に滞在することも珍しくありません。私自身何度もアメリカへ長期出張しました。そして、そのたびに、さらに嬉しさが倍化する経験をしました。自分で試運転のスイッチを押せたのです。立ち上げやオペレーションは品質保証部門などが行うケースも多いと思いますが、苦労してつくり上げた製品に自ら息吹を与えられると感動を覚えます。

たくましいモノづくり精神と、チャレンジの心。

私は当社で働いていて、日頃から頼もしく思うことがふたつほどあります。それらは世界で勝ち抜いていくための大きな原動力ともなるでしょう。ひとつ目は、日立グループのモノづくり精神です。例えば永く継承されている“落ち穂拾い”という精神があります。仮に製品等に不具合が生じた場合は、部署を超えて従業員全員で会議を開くのです。失敗の原因を徹底的に分析し、教訓を引き出して、皆で共有して再発を防ぐ。失敗からも学び尽くす姿勢が、世界標準の品質を生み出す一因となります。
ふたつ目は当社の企業風土です。新しい技術や製品を創出しようとするときに、実に踏ん切りがいいのです。やるとなったら人財を集中させてやり切ります。また、ボトムアップの文化がある一方、上司陣がチャレンジの心を持っていることも有難いです。私たちメンバーが自信を持てていないような場合には、「とにかく皆でやってみようじゃないか」と牽引してくれます。そしていざ一致団結して挑んでみると、最終的にはできてしまうのです。
私の継続的な目標は、このようなチャレンジの過程で専門分野の軸を増やすことで、どこでも活躍できる、誰とでも協働できるエンジニアになることです。担当製品1つでさえこれほど充実した経験を積むことができますが、周りには様々な製品があり、それぞれに技術と経験があるはずです。常に視野を広げて周囲から盗めることは全て盗もうと考えています。右を見ても、左を見ても、盗みたくなる人ばかりです。
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