超高層ビルの屋上から、1階の窓ガラスを精密に観察できる技術。

今や半導体技術は、回路線幅10nm以下へという超微細化の進展と合わせて、さらに縦に何層にも積み重ねる「3D化」の時代に入っています。昨年、私たちのチームが開発・発売した計測装置は、この3D化が進む半導体デバイスを高分解能・高スループットで検査・計測する最新機種です。3Dデバイスは、いわば100階近い超高層ビルのような立体構造物。その屋上から1階の窓ガラスにキズやヒビがないか、精密に観察できる…と例えれば、いかに画期的な装置か、分かっていただけると思います。
当社が世界トップシェアを有する「測長SEM(走査電子顕微鏡)」の技術を応用したもので、長年にわたって培った高度なノウハウをベースに、電気、機械、ソフト、物理など多様な分野出身のエンジニアが連携。互いに持てる知恵を振り絞り、計算機シミュレーションと実験検証を繰り返し、苦労を重ねて製品化に成功しました。だからこそ私たちは、「最先端のその先の、他の誰にもできない価値を提供している。厳しく難しい道ではあるけれど、頭ひとつ抜け出すことができれば、世界の頂点に立てる」と、誇りを持って挑戦を続けているのです。

世界No.1の製品を世に出すことを目指し、開発もビジネスも楽しめる。

私は学部と大学院修士課程で物理を専攻。超伝導の実験等で理化学機器を使ううちに、「測る技術」に興味が湧いて当社に入りました。
実はそれまで、電子顕微鏡に触ったことはなかったのですが、アナログの高圧回路をドライブして電子ビームを出すなど、ユニークな技術の塊だと知り、夢中になりました。教科書にもあまり載っていないぶん、自分たちで探求して、イチから創っていく面白さも十分。そのうえ、みんな技術が大好きな人間が集まっており、キャリア入社の人も多いのですが、まったく関係なく自由に意見を交わしながら、先進のものづくりを楽しんでいます。海外の研究機関に社費留学できる制度があったり、個人的に学位取得をする技術者も多く、一人ひとりが自分の技術を究めよう、そしてチームで触発しあって、世界No.1の製品を世に出そう、そういう雰囲気ですね。
一方で製品を扱う以上、技術だけでなくビジネスを成立させる力も重要です。顧客の求める価値を正しく認識すること、それをタイムリーに実現して競争に勝つために戦略を考える力も必要になります。単なる技術の追求にとどまらず、広くビジネスを学べる場として、技術研究と製品開発の両方に好奇心旺盛な私には、恵まれた環境だと実感しています。

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